口腔ケア・口腔リハビリなどについて
口腔ケアとは、在宅療養者や介護者の方々に情報提供や精神的な指示活動を行いながら、
・口腔衛生指導相談
・予防
・口腔清掃
・口腔の介護
・摂食
・嚥下機能改善のためのリハビリテーション
などを実施して口腔を清潔に保ち、口腔機能の改善を適切な健康管理や増進、そして入所者様1人1人のADL※1・QOL※2の向上に寄与しながら、一生お口から快適な生活を送っていただくよう支援することです。
※1 ADL(Activities Daily Living):アクティビティズ・デイリー・リビング
日常生活動作(義歯の取り付け・取り外し、歯を磨くこと、お口の状態に気をつける…など)
※2 QOL(Quality Of Life):クオリティ・オブ・ライフ
生活の質の向上(歩行・食事・排泄・入浴・着替え・整容・意思疎通…など)
口腔ケアが大切な理由
◆ 理由 ①
口腔ケアをおこなうことによって、感染症の予防ができるといわれております。誤嚥性肺炎などの併発を防ぐことにもつながりますので、口腔ケア(お口のお手入れ)は生命を守る大切なカギです。
◆ 理由 ②
噛む動作は脳に直接刺激を与えることで認知症の予防、発生発音機能の維持・回復に効果があると言われております。
◆ 理由 ③
食べる前の準備体操(リハビリテーション)は、摂食嚥下に効果がありムセにくくします。
◆ 理由 ④
歯の治療は、神経系・消化器系に影響し、おいしい食事は自然な新陳代謝を促進すると言われております。
◆ 理由 ⑤
噛み合わせが悪いと、姿勢が悪くなり、体のバランスが崩れます。正しいかみ合わせは姿勢を矯正し、転倒予防に繋がります。
口腔ケア、口腔リハビリによって期待できる効果
① 口腔衛生の意識向上
② 虫歯・歯周病・口腔粘膜疾患の予防
③ 呼吸器性感染症予防・嚥下性肺炎の予防
④ 口腔機能の維持・回復
⑤ これからの効果により食物摂取の円滑性、言語活動による意欲の向上