高齢者の方の「QOL(Quality Of Life)の向上」という点において歯科は非常に重要な役割を果たすこととなります。

健康な状態で残っている自分自身の歯で、または適正な状態に調整されフィットした義歯で「しっかりと噛むことができる」ということ、自分自身の口できちんと栄養を摂取できるということが「食べる喜び」にもつながります。

歯を失ったままの状態で、義歯をせずに放置してしまうとそれだけで転倒のリスクが大幅に向上するなどの可能性も指摘されているほか、噛むことによって、認知症の予防や健康長寿にもつながると考えられていますので、年齢を重ねた方にこそ歯科診療は重要であると言えます。

残った歯に対してきちんと歯磨きをはじめとする日常的なケアをおこなうこと、部分入れ歯の装着などによって負担が掛かってしまっている歯の状態を的確に把握し的確な治療をおこなうことを大切に、患者様の口腔内の状態を極力ベストな状態に保つことをお手伝いさせていただければと思います。

特別養護老人ホームなど、移動に困難を伴う高齢者の方が多数入居されている施設へは訪問し、歯科検診を実施させていただきますのでお気軽にご相談ください。